最近、何に字を書いてますか?
ただ「決まった文章を書く」だけというのが原稿用紙の使い方ではないです
一般的に会社員って原稿用紙を使う場面なんて、ほとんど無いと思いますが僕はむっちゃ使います。
文章アイデア出しとしての役割
SNSとかの文章ならいくらでも書けるのに、ちゃんとした文章を書かなければいけない場面で急に筆が進まなくなることってありませんか? これは多くの場合「書けない」というより「ちゃんとした書きたい事(要素)」が「出てこない」んじゃないかと思います。僕もきれいな文章を書くのは得意じゃないんですが・・
とにかく箇条書きで要素を書き出す
要素が足りないのですから、とにかく書くべき要素を思いつくまま箇条書きで列挙しましょう。
このとき、端から順に書かずに間隔を空けて書き出すのがコツだと思っています。じゃあどの程度間隔を空ければ良いかいうと原稿用紙は1ページ20列、真ん中で10列で分けられているので、それを見当に書き出します。僕の場合はおおよそ5列ずつでまずは4要素書くことが多いです。(このあたりは慣れで決めておくといいと思います)
慣れてくると、ノートとかに横書きで書くより箇条書きしやすかったりします。
書き出しきってしまえば、実はほとんど文書の原型はできていることが多いです。実際書き出してみると、並べ替えちゃえばほとんど文書になってることが多いです。
余白を活用する
原稿用紙のいいところの一つは書く場所の周辺に十分な余白があることでしょう。
文章を書き進めていくと「この字どう書くんだっけなー」とか「なんか変な表現だなー」とかいうような、書いていく上でのズレがでてきますが、それを気にしていて「書く」という作業が止まってしまうのは「文章アイデア出し」作業の工程では、弊害です。たとえそのような書く作業を止める感情が生じても、漢字間違いも表現違いも気にせずどんどん書き進めていってしまいます。
いくらか書いて落ち着いたら少し読み返して欄外に「違う色のペン」で欄外に訂正を書き入れます。こうすることで文章の思いつきを止めずに一定の量を書くことができます。
僕の場合、この読み返しの時点では、たいがい無茶苦茶なことを書いていることが多いです・・・。なので、このあとたくさんの注釈を入れていくわけですが、ペン好きの僕としてはたくさんの色で注釈が入った原稿用紙はなかなか趣深く見えます。

コクヨのCampus原稿用紙 ケ-20 万年筆やゲルインキペンとか色々使います。
書く文書量を測る
日本語は他の言語と比較して表記した場合に文字数が情報量の比例に近いと思います。文書を書く際には、文字数を稼げば情報量もまっすぐ増えると感じます。(異論はあるかもしれませんが・・)これは日本語の文構成が2文字の熟語と助詞で多く占められているからだと思います。そして原稿用紙は文字数が決まっていますので、書く量を測るのに丁度いい。パソコンのワードソフトなんかでも確かに文字数はより正確に測れますが、1ページ書き埋めるのに相当の文字量になりますので気持ちが萎えてしまいます。その点一般的な原稿用紙は400文字ですので頑張れる気がします。ただそれでも、一つのテーマ要素でどうしても400字埋めるのもしんどい場合もあります。そういう場合は個人的にはそれなりの量で諦めてしまうのもいいかと思っています。僕は一つの事項について、だいたい原稿用紙1枚の2/3くらい埋まったらまあいいかなと思ってしまいます。そこまでは無理してでもなんでもいいから言葉を埋める努力をする・・といった感じです。
実際、1枚書ききったらそれなりの文章量になっていて読む側もボリュームを感じられるものになっていることが多いです。もっと長い文書を書きたい場合は1要素1枚書くことを繰り返して量を増やしていく感じかなと思っています。
自分で原稿用紙を印刷するのもあり
ただマス目がついてるだけの紙なんて、買うのがもったいない?
いえいえ、紙質や手触り、文書を書く気持ち引き出す製品であることを考えると原稿用紙は購入する価値が十分あります。
それでも買う気がしないという方は、オリジナルを自分で作って印刷するのはどうでしょうか?ワードでも雛形がありますが、僕の場合、購入した原稿用紙が足りなくなったときなんかは、エクセルで作ったりしてます。(エクセルは幅が調整できたりして、なかなかイイです)

今回はこんなこと書きました
- 文章アイデア出しとしての原稿用紙活用
- 原稿用紙で書くべき量が図れる
- 原稿用紙を印刷するのもひとつ