ちょっと高級な筆記具を持つことを趣味にする

ペン

カッコいいペンっていいですよね

高級な筆記具を持つとちょっとイイことがあるのではないか・・

 最近は若い人でも高級なペンを持つ人が増えています・・・
なぜ、そうなってきているのか・・
 まず、僕の私見ですが下記のようなちょっとした不満・欲求は高級筆記具を持つことで少し良くなると思っています。

・事務作業がつまらない → いい筆記具を持つと気持ちが豊かになる
・文書書き出しアイデアがでてこない → 書きやすいペンを使う
・ちょっとはブランドものも持ちたい → 名が通った高級筆記具を使う

高級筆記具はアイデンティティの一部

 もし、身近な知人の中に同じ種類の高級筆記具を持っている人がいるとしたら、僕はもう同じ種類のものを持つ気になれません。
(ほかの人と同じガラのシャツを同じ場所で着てしまったときに似ているかもしれません)
これは僕がそのペンという道具を自分のアイデンティティの一部と考えてしまっていることに他なりません。皆さんはどうでしょうか? 場面ごとに服をたくさん用意したくなるように
 一個買うと次から次へと購入したくなる時期もありましたが、最近は何かを書き上げたり、大きな仕事が終わった後などにしか購入しないようにしています。
 購入に関しては自分へのプレゼントという一面もありますが
いまのところ、やはり筆記具は仕事をする(アイデアを出すための(後述))道具だと思いが強くなってきているので、ちょっとだけ考え方を変えて使われる場面を作り続けて、成果が出たら購入していくというのを自分のルールにしています。

「アイデア出し」には万年筆(とか ローラーボール)   <筆圧が少なく書けるペンでアイデア出しをする>

 高級筆記具の王道というと、万年筆かと思います。僕も好きで何本か持っています。なぜ万年筆が好きかというと、万年筆で字や線を「ただ書く」という行為が好きというのもあります。力をかけずにインクが出続ける状態は書いていて単純に気持ちがいいです。

 しかしながら、オフィスで万年筆なんかを使うと多少「〇〇さんは万年筆を使う、ちょっとこだわりのありそうな人だ」というふうに見られます。
そうなってくると(他人はそんなに僕のことを意識しているものではないということは分かっているのですが)自分の行動に筋を通すという意味からもなかなか万年筆を使うのをやめられません。

 それから、僕の場合、物を書くという行為は圧倒的にプライベートよりも仕事のほうが多いので、せっかく買った高価な筆記具を使う場面は仕事上で積極的に増やしたいというのもあります。
 でも、僕はノートをとったり、ちゃんとした書面を書く際には万年筆は使いません。もっぱら、アイデア出しのときに使います。

 万年筆はとにかく筆圧少なく字を書けるため、慣れればこれほど自分の考えをダイレクトに文章に表面化することに適した道具は無いと思っています。
(写真は ペリカン M800 ブルー・オ・ブルー 少し ペン先 改造してます)

この時、書くこと自体が割と楽しいので、アイデア出しなんかも楽しいのです。
なんでもいいので、関連する言葉や図などをまず白い紙やまっさらな原稿用紙に書いてみるといった感じでしょうか。

油性ボールペンの活用  <手帳書きには適度な粘度があるペン>

 僕の仕事では一年のうちある時期は、遠方の客先に頻繁に出向いたりする活動的な期間があるのですが、そういうときは万年筆のようなちょっとしたメンテナンスが必要な道具を持ち歩くのは重荷であったりします。(特に吸入式の万年筆はよほど余裕がないと持って行きません)
そういった場合はボールペンを持ち歩くようにしています。

外出先での主に書く対象は手帳になるので、書き味がなめらかすぎるものより適度な粘度が感じられるものがいいです。逆にいえば、僕にとっては万年筆や水性ボールペンは手帳向きではない感じがします。(個人的には クロス センチュリー は、とても手帳に向いていると思っています)

「書くという体験」を良いものにする高級筆記具

 最近は手書き文字からテキスト文書にする精度も向上してきて、手書きで文を書くということが復権するような気がします。そんな時代に人間が書くツールは高級筆記具がいいのではないでしょうか・・
 そもそも、僕は書くというアクションを起こさないと割と何も思いつかない性格でして、筆記具がとても重要な意味をもっているので、多少はお金をかけちゃいます。