作図できるようになる4つのコツ

ダイアグラム

 職種にもよりますが、いろいろな場面で作図が必要になる方いらっしゃると思います。図で表現できるようになるとドキュメントの質もグッと上がりますよね。だけど、どう描いていいかワカらないといった声をよく聞きます。でも、ちょっとしたコツで描けるようになります。

まっさらな紙を用意

 文具好きの僕としては、やっぱり手書きで描くのをオススメします。作図もアイデア出しの工程になるので、「これからアイデアを出すぞ」という意味からも、まっさらな紙に描きだすのが良いんじゃないでしょうか。何もないところに描き出すのも気持ちいいですし・・・。それでは、以下にコツを書いていきます。まっさらな紙(僕の場合はA4裏紙をたくさんストックしていて、よくそれを使います)

バランスが大事っていうのが分かっているから描きだせない

 図においては、見栄えの点、(相手の理解度を高める)表現力の点からも何がどこに配置されているかっていうのは大変重要です。その大事さがわかっているからこそ、描くことを難しくしている可能性があります。そんな場合は、紙の中央から描きはじめます。真ん中から描きだすと、次に描く要素を四方八方の位置に描き加えられますので、バランスを見定めながら描き進めることができます。コロナ前はオフィスワークが中心でオフィスにホワイトボードがあって、よくホワイトボードのど真ん中から図を描き始めたりしてたんですが、リモートワーク中心になってからは、もっぱら紙でやっています。

とにかく描きだす

 まず何か要素を描いて配置してしまうと、各要素の位置関係が視覚的に頭に入ってきますので、良い点、修正すべき点を捉えることができます。作図とは直接関係ありませんが、マインドマップという思考の表現を行う方法と似ているかもしれません。これは先に考えるよりも描いていくと思考が表現されるというものですが、思考の要素が、結果的に何故かうまく配置されていることが多いです。柔らかい線で要素を繋いでいく行為が、自然をうまい配置を生み出すんでしょうか・・・。

カラフルなペン使いで

 色使いに関しても、配色バランスなんかを頭の中で思い悩むと、なかなか描きだせません。僕は配色の知識は全くと言っていいほど無いので、やっぱりカラーペンで描いてみて、だいたいイイ感じかどうか見てみるといった方法になります。まず、3色以上のペンを使って配置される要素に分けて色を描き分けます。これも配置と同じくイイ感じの色分けかどうかが視覚的に理解できるので、まず色付きで描いてみるというのがオススメです。

 僕はエナージェル、フリクション蛍光ペン、サラサ、万年筆もカラーインクなど色ものを常に用意していまして、好きなように自由に描いてます。

手書きの段階では雑な感じくらいがちょうどいい

 どんな資料もキレイに仕上げたいという心理が働きますが、作図の手書きにおいては要素が揃っていて、それなりにバランスがとれていれば、良しとするのがいいと思います。というのも、もともと真ん中から描き出していて、あれこれ考えながら描いている訳ですから、一回めの手書き作図では、見た目そんなにキレイにはなりません。

まとめ(4つのコツ)

今回ご紹介した作図のコツは

  • 紙の真ん中から描く
  • とにかく描き出す
  • カラフルなペンを使う
  • 手書きの段階では雑でも構わない

文具好き、手書き好き、ならではのコツに見えるかもしれませんが、PC上で描く場合も同様かもしれません。