トラベラーズノートってかっこいいんですが、僕は買ってからしばらく、なかなか利用できませんでした。センスがいい使い方を求められそうだからでしょうか・・。そんな僕が無理やりに使っている事例をご紹介します。それはトラベラーズノートの大きさが丁度A4横幅と同じという特徴を利用するものです。
(今回の記事はすべて、レギュラーサイズのトラベラーズノートに関するものです)
パソコンで作った資料を挟み込む
要は、プリンタでA4印刷したものをゴムバンドで挟んで、外で手書き注釈を入れたりするという使い方なんですが、こんな用途には、トラベラーズノートはピッタリでした。
持っていてカッコイイ けど 出番が無かった
なんせトラベラーズノートは、カバンから出すときとかカッコイイんですが、「外出先でメモを書く」という一点でいうと、僕の仕事では今のところシステム手帳のほうが扱いやすいです。また、革の質感という点では、システム手帳も製品によって、かなりイイものがあります。
一方で、情報を「残しおく」、「他者に見せる」という点ではパソコンで作業することが中心です。
そこで! トラベラーズノートに印刷したものを挟んで外に「持ち歩いて」、「手書きで修正」して、また、「パソコンで資料のメンテナンス」をするといったやり方をとると、トラベラーズノートがムリヤリ作業の流れに組み込まれるのではないかとやってみたら、これがなかなか良くて、ちょっとした外出先で集中して考える作業なんかは、このやり方を実践しています。
ゴムバンドで挟むというシンプルな構造
いまさらですけど、トラベラーズノートはゴムバンドでリフィルを押さえて使うもので、このリフィルを自作される方も多くいらっしゃいますが、そこまでしなくても、A4用紙を横だいたい3等分して折って挟めば実はそれなりに安定して使えます。

エクセルの幅調節機能を利用する
エクセルで作られる多くの資料
話が急に変わってすみません。
賛否が分かれるところではありますが、世の中ビジネスでは、エクセルで作られている資料がやたら多いと思います。特に僕の所属しているIT業界では記述した構成情報とかを直接コピーしてテーブル化、構成ファイル化しやすいので、「表組みの情報」を「それ以外の情報」と組み合わせて表現できるエクセルで資料を作ることは効率が良かったりします。
セル幅を調節すると余白を作れる
A4印刷物をそのサイズのまま利用するというのは、上記写真のように左の折り目に、ゴムバンドがくるように、挟んだりするのですが、この折り目位置から印刷を開始するように調整するのは他のソフトだと、余白調節をしたりするやり方になるかと思います。エクセルの場合はセル幅を直観的に調整するだけで印刷開始位置を調節できます。(トラベラーズノートに挟むということが目的なので、そんなに厳密にしなくてもいいですし)
手書きで注釈を入れたいが為にパソコンで資料を作る
紙の無駄づかいとも言われそうですが、僕の場合なんかだとパソコンの画面を睨んでいても何もアイデアが出てこず、印刷してみて内容を確認するので、パソコン上であれこれやろうとしたら、結局印刷枚数が増えてしまったりします。やはり手書きのほうがアイデアが出やすいことが多いので、
- まず手書きでラフな資料アイデア出し
- パソコンで資料の8割くらい仕上げる
- 印刷して注釈を入れる
- 注釈に基づいてパソコン上で完成させる
というのが、僕にとっては、紙の無駄づかいもなく一番効率もイイ感じです。3番目の工程をトラベラーズノートでやりたいがために、2番目の工程をがんばってやると自動的に資料作成が進むという、モチベーションの上げ方になってきてます。
柔らかい作りがいいですね
図らずも、このやり方はアナログもの とデジタルもの をほどよく関係づけてますが、
「ゴムバンドで挟む」みたいな柔らかい仕組みが、意外と異種のものを結びつけるのかもしれません。